ねんきん相談において、過去に相談の多かった事例をご紹介しています。
事例集
〜 国民年金の保険料を払わないとどうなるか 〜
国民年金の保険料を払っていないとどうなるのでしょうか?強制的な取り立てなどはあるのでしょうか?
質問
答え
A、答え
国民年金は公的な年金制度で、加入が義務付けられています。そのため、十分な所得があるにもかかわらず、国民年金の保険料を納付しない場合には、国が強制的に保険料を徴収することができます。
つまり、「自分は年金はいらないから保険料は払わない」という選択はできないのです。
年金保険料は、国が強制的に徴収できることから、支払われなかった場合の手続きも定められています。
具体的には、強制的に徴収されるまでの手続きとして、
納付督励 > 最終催告 > 督促状の発行 > 差押予告 > 財産差押
という5段階になります。
まず最初の段階として、年金機構から委託された民間業者から、電話での督促があります。様々な事情で保険料を納付することが困難な方もいらっしゃるとは思いますが、遅くともこの段階で納付するように心がけましょう。
ワンポイント
老後だけじゃない、障害や遺族に対する給付もある。
国民年金の給付には、老後にもらえる年金(老齢基礎年金)ばかりでなく、障害年金、遺族年金があります。老後の収入確保だけでなく、あなたが病気やケガによって障害を負った場合や、あなたが万が一の事があった場合に残された家族の収入確保の役割を担っています。
年金保険料が未払いになっていると、老後だけでなく、受取り前の死亡やケガ・病気などのリスクに対する備えがなくなってしまうことになります。
所得が少ない方には保険料の免除制度も用意されていますので、このような制度を利用して未納期間をなくすようにしましょう。


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